ワインとテロワール

2008/09/07

ボージョレの魅力

今年のボージョレ・ヌーヴォの解禁日は…
11月20日(木)
今から、とても楽しみです♪


実際の解禁日は、まだ2ヶ月半先の事ですが、ヌーヴォの商戦は、毎年残暑厳しいうちから動き始めます。

私も、銘柄を決め、現在はそれをどの位扱うかという事に頭を悩ませているところです(笑) (この3銘柄に決めました)


ボージョレ・ヌーヴォというと、皆様は、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

よく聞かれるのは…

「軽過ぎて、飲み応えが無いのであまり好きではない」という声。

確かに、そのようなヌーヴォも多く存在するのは否めません。
しかし、ボージョレは決して軽いだけの画一的なワイン達ではないのです。

ボージョレに使用するブドウ品種は、皆様ご存知のように「ガメイ種」です。

ブルゴーニュ地域のガメイという地名がありますが…

その昔、ブドウの切り株を持ち十字軍の遠征から帰国した人物が落ち着いた先がこのガメイであったとか。早速、ブドウの栽培を始めたところ、非常に果実の熟成が早く、当時周辺で栽培されていたピノ・ノワールの3倍もの量のワインを製造する事が可能だったそうです。

そこで、皆がこぞってその品種を栽培するようになったのですが…(人間、いつの時代も楽をしたいのですね。)

この事が、時の権力者フィリップ3世の怒りを買ってしまいます。

「ガメイの栽培を行うものは追放」というおふれが出てしまい
結果的にガメイ種はブルゴーニュから追い出されてしまいました。

ですから、ガメイという品種名はかつてガメイで栽培されていた事の名残。
今、そこでガメイ種は栽培されていません。


ガメイ種は、すっかり汚名を着せられてしまいましたが、この事はブドウにとっては良かったのかもしれません。

ブルゴーニュを追われたガメイは、ボージョレの地に落ち着き、現在は世界的に有名なボージョレ・ヌーヴォとして世界中の人々に愛されているのですから。

更には、ボージョレの北側のヴィラージュ郡では、ガメイ種はそのポテンシャルを大いに発揮しています。

ガメイは本来、自然に収穫が抑えられる痩せた土地でこそ、その本領が発揮されるものなのです。人間によるコントロールが容易に効かないほど樹に勢いがあるためです。ヴィラージュの土壌は正にこのガメイ種の特徴を最大限に引き出すテロワール(気候風土)だったのですね。

また、最近では特にこの「テロワール」の重要性を造り手達が充分理解しています。

その地域の気候風土“テロワール”の特徴を最大限に発揮するために
又はエコロジーの観点から
より自然に近い栽培法が主流となってきています。

手間のかかる作業ですが、植物達はそれに充分応えてくれるのです。

私も以前は、ボージョレ・ヌーヴォは好きな部類のワインではありませんでした。

しかし、ヴィラージュのヌーヴォを楽しむようになってからは…
前言撤回!
ガメイ種の魅力に脱帽し、すっかり魅せられています。

ヴィラージュ・ヌーヴォを数年かけて熟成させ、変化を楽しんでみたいと思っているのですが…
ストックはあっという間に無くなってしまうという始末。


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今年は、この3銘柄扱います♪

ドメーヌ・ドゥ・ラ・フュリー“キュベ・マルティヌ” 2008

ドメーヌ・デュ・クロ・デュ・フィエフ 2008

ドメーヌ・ローラン・ピニャール 2008

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